音に溺れてしまったら、それは……

なんにもやる気がない。
ただひたすら、届いたヴァーミリオン・サンズのライブCD-Rを聴きまくる。
おれは快楽に耽溺することをけっしてあしきものとは見なさない。さらには、その人に快楽を与えてくれるものがセックスであろうと音楽であろうとドラッグであろうと構わないとかんがえている。
陳腐に言えばオーガズムとは自我の崩壊である。そしてすみやかに再構築にむかう。ここで言うオーガズムが、性体験によるそれであるか音楽体験によるそれであるか、あるいはドラッグによるものかなんてことは言わずもがなであろう。
かくして労働力は再生産され、社会は維持される。
はずである。
しかし実際には、ラリった連中が轟音に身をゆだねハメ狂っているという光景が、いたるところで見られる。
そこかしこで見られる。
見ようとおもえばいくらだって見られる。
見えない、もしくは見たことがないという人々に言っておこう。あなたがたは見ようとしていないからそうなのである。
半分嘘。
じゃあ、いずれ二番煎じのパンチラ論でも書きますよ(笑)。