あいつらはおれに「まだこっちへくるな」と言っているようだ。

29日月曜深夜というか30日火曜未明に、酔って家の階段から転落して全身打撲。
3階から2階まで一直線だった。
気がついたら2階の廊下で血まみれになって倒れている自分を発見した。
どこから一番多量に出血し、床じゅうと衣服を血で汚しているのかを確認したら、左の耳からだった。痛みはおもに右側頭部と首にかけて強く感じている。右側頭部を打って左耳から出血したのか、左耳そのものを打撲して出血したのかは定かではない。
ともあれ左の耳にティッシュをねじりこみ、3階の自室ベッドにむかう。さすがに足どりは重い。全身痛えし。

そしてそのまま火曜日は、一日中うなりながら寝てすごした。翌日の12月1日水曜に友だちと映画を見る約束をしていたので、その友だちに事情を説明して「すまん、あしたダメかも」と伝えようとしたのだが、日中彼の携帯に何度電話しても捕まらなかった。
諦めてまたうなりながら寝る。眠れているのかどうかはわからない。

いくら全身が痛くて苦しく、わけのわからん声をあげながらとりあえずベッドに横たわり、眠ってるのかそうでないのかよくわからないような状態が続いているとはいえ、一応尿意を覚えてトイレには立つ。このことは自律神経系に異状がない証左でもあり、よいことといえよう。
起きたついでにパソコンを覗いてみると、例の彼からこんなメールが届いていた。


> なしくずしにFMやるよ〜
> 一応みてね(笑)

> 【ミニFM局を開局しよう】

> (以下おれにより割愛)


えーと、約束したことについてよりもこんなことのほうが大事なら、好きにしてください。