覚えすぎるという記憶障害

6時間ちょっと眠れた。意外。着実に回復にむかっているのだろうと判断。木曜の夜は眠れたが、金曜の夜は今年の日記やメールログを読み返して結局起きていた。ほぼそのまま起きているのだからまあ眠れそうなもんだが、そうでもないのが世の常だ。
なにせ夢まで見たのである。脳も外傷を受けたというショックから回復しようとしているようだ。ただし夢の内容を忘れているというのが残念だが、まあそれも以前からよくあることではあるので、つーかあんまり忘れないというほうがおかしいので、まあよしとしよう。
起きしなで胸が痛くなってきた。深呼吸してちょっとマッサージ。これもステロイドの影響なのかなと訝った。入院中点滴を受けていて数回さしこんだことがあるが。そんなに弱くなってるか。ううむ。
ひたすら、食う/休む/書く/休む、を繰り返すつもりだったのだが、食うがおろそかになっていた。朝食が10時半でその次が18時半なんて日ごろならあり得ないのだが。
NHKトップランナー」でよしもとばななを興味深く見る。ダリオ・アルジェントが好きだと「わざわざ」言わなければならない立場ってのは、やはりきついものだろうなと納得する。
夕方ぐらいから断続的に、おととい酔っ払っていたあの友だちとメールのやりとりをしていた。そういうバカ話をするのがよい刺激になります。気分転換にもなります。ありがとう。おかげさまで生きていけます。
んで、メールばっかり続けてるのもなんなので、左手が包帯ぐるぐる巻きであるのにも関わらずチャットに誘って話しかけてみた。おれのタイピングが遅いのはまあ勘弁してって感じ。そして話をしてみると……
なんかものすごく酔っ払ってるじゃないですかこの人(笑)。
話しはじめる前のメールで胃が痛いとか言ってたのはそれかよ。つーか痛がってるのに誘うおれもどうかと。いや「ま、二日に一日は痛いんですけど…」とか書いてるのはどうなのかと。
うん。まあ2人とも痛いね。痛み分けだね。いい勝負だよ。
酔っ払っているせいなのか胃が痛いせいなのかそれともほかの要因のせいなのか、35分ほど話したところでむこうの回線が落ちた。携帯から落ちた旨を知らせるメールが届いた。おれは酔いがひどかったら寝るように促すレスをしたのだが、さらにレスがきた。
「今日というか最近は酔いません。酔う前に飲むのやめちゃいます」
律義で真面目だが、やはりどこか変な人である。脆さが気にかかる。それは痛み分けではないような。
自分を試すかのように、今度は別の友だちに話しかけてみた。
まったりと話し込む。おかげさまで生きていけますと感じるばかりであった。
そのあと、未明に突然また別の友だちからメール。
どうやらそういう日だったようだ。おかげさまで生きていけます。