イレギュラーな出来事ばかりも困りものだ。

気がついたら朝だったというのに眠ろうという気が起きない。眠気がないわけではないのだが、やはりどこか精神的におかしいのだろう。妙な昂揚感が全身を包んでいる。徹夜明け特有の昂揚感とはいささか質の異なるものだった。この前の夜勤明けとは顕然たる違いがある。
なにもキメていないのに気分はハイだ。そんな状態でヴァーミリオン・サンズを聴く。実によい。
つーか、スピーカーからの音圧に耳が慣れていることに気づいた。結構デカい音で鳴らしているのだが。「キル・ビル vol.2」の格闘の効果音や打撃音が痛いほどだったのに、ずいぶんと回復したものだ。
11時半近くになって食事。高蛋白かつ野菜を多めに。


きょうは、祖父の墓参に行く予定であった。予定とはいえ、この日に特段に親戚一同会してなにか行おうというわけではなかった。おれの個人的な動機からの行いである。だが数日前に母親に墓参のことを話した折、彼女は一緒に行きたいと言い出したのである。断る理由も見当たらず、おれは承知した。
しかし徹夜明けのおれの眠そうな姿を見て、母親が墓参をとりやめにしようと言い出した。なにそれ。たしかに眠いけれど行けるし、なんと言っても気持ちがもうその気満々である。ところがどうやら自分が眠たいらしい。今朝は起きてくるのも遅かったし、そして起きるなり風呂に入ってのんびりとしてたし、まあ休みたいんだろう。世の中的にはこの3日間は連休であるが、彼女はきのうもおとといも働いていた。ずっと忙しかったわけだし、まあいいか。
今度の日曜に行こうと誘われた。墓参のあと、遅ればせながら初詣がてら浅草寺に行きたいらしい。そうするか。
そう決めたら母親はあっさり布団に入った。お前も徹夜明けなんだから眠れと言っておきながら。まあいい。


おれはまだ眠る気になれなかった。しかし身体的な疲労はさすがに感じていた。「トレーニング」する気にもなれなかったので、すんげえ久しぶりに自分の本家のサイトを更新してみることにした。なにしろ去年の11月下旬、怪我をする数日ほど前に更新して以来そのままだったのだ。本家のサイトにはこのブログへのリンクがあるし、掲示板でも怪我についてやその後の経過について随時書き込みをしてきたので、サイトのほかの部分が更新されていなくとも、まあそれなりにサイト自体は機能していた。だがさすがに1か月以上も更新がないというのもだらしない話である。そう決めると早速作業にとりかかった。
更新作業をしていると、去年の12月22日にチャットをした友だちからメッセンジャーで話しかけられる。それ以後も数度話したこともあるし、よくメールのやりとりもしているのだが、なぜかあまりブログに出てこないな(^^ゞ なぜかとかんがえてみたら、このブログをかなり熱心に読んでいる珍しくも奇特な方だからであろう。
彼女ととりとめもない話をしながら更新作業をしていたがあまり進まなかった。元来おれは「ながら」というのが不得手なのだ。この辺の所由についてはいずれ機会があったら詳しく書いてみたいが、ひとつだけ事例を挙げておくと、おれは原稿執筆時に音楽を聴かない。
彼女は美容院へ行く予約が入っているということで16時5分ごろチャットを終えた。どうやらきょうは、他人の都合に左右される日のようである。と山田太一のドラマのような台詞を口走ってみたりする。つまらん。ギャグも冴えない日のようだ。
引き続き更新作業。やはり進捗度が全然違う(笑)。
17時40分すぎに終えた。そしてようやく疲れと眠さが相応の釣り合いをとりはじめた。
寝ることにした。


0時20分ごろ起きた。うわ、スゲー。って睡眠時間は6時間半ぐらいじゃねえか。起きた時刻に驚いたよ。でもまあぐっすりと眠った。睡眠の質はよいとおもわれる。
20時11分づけで夕方の彼女からメッセージ。髪を切って戻ってきたようだ。
22時8分づけでは、例の酔っ払いの友だちからメッセージ。「こんばんは。お墓参りでお疲れでしょうか」ってなあ(^^; 面目ない。彼女にはかねてより墓参の話をしていたのだ。
食事。夜中だというのにねえ。鶏手羽元のスープなどであっさりとすませる。しかし、鶏と魚と野菜がなかったらおれの口に入るものってなんだろう。まあ、あるものを食うのだろうが。
洗い物を片づけて「トレーニング」を行う。きょうはほとんどヴィヴィアングリップを使いっぱなしだった。
お手入れがとてもよく効いているようで、左手小指の腫れはかなり引き、あのガングリオンもどきも心なしか小さくなったかのように見える。つまりは関節が曲げやすくなったのだ。もはや左手でヴィヴィアングリップを握り締めるのは楽勝となった。小指だけでもできるようになった。
ようやく大きな山を越えた模様である。ただし、ガングリオンもどきの部分は若干痛い。指を深く強く折り曲げるとき(拳をつくるなど固く握り締めるとき)には、この関節部分にできた瘤が邪魔である。強く折り曲げればおのずと瘤が潰れる状態になるのだから当然である。まったくもって鬱陶しい。
ベースを握ってみた。演奏水準が上がっているのが判然とした。右手もわるくない。
あともう少しである。


自分の本家サイトの掲示板にこれらの報告の書き込みをする。
その後もベースを握り、さらにはギターに握り替えてみてあれこれと試した。
気がついたら、朝の8時半近くになっていた。
これって療養の結果ということなのだろうか。