演奏して、聴いて、そして

11時すぎに起きる。まあまあか。できればもう少し眠りたいわ。でもきのうの昼から夕方までおもいっきり寝ているしなあ。いきなり生活リズムを変更するのはやはり無理かも。徐々にずらしていくようにするか。
外は雨だ。やがて予報どおり雪になるのだろう。
9時半づけで相方からメール。新年会来週に延期の件了解とのこと。あと2通、来週の企画を記したメールがきていた。あの野郎やっぱり朝まで飲んでいやがったな(笑)。
8時58分づけでは酔っ払いの友だちからメール。「東京冷え込むみたいですねぇ。寒そー！ノドにご注意下さいませ。あと滑って転んだりしないで下さいねぇ。」新年会は延期することにした、とゆうべもらった律義なメールへのレスで書いたのだが。
両方にそれぞれレス。

手袋を外しセルタッチを剥がす。関節の曲がり具合はとてもよい。うむ。ただしガングリオンもどきは消えない。邪魔くさいなあ。あの病院へ行くのはいやなので、去年の夏に橈骨神経麻痺になった際にお世話になった□□病院へ行ってみようかなあ。
自分の本家サイトの掲示板にカキコ。まあ、例によってちょっとした報告と雑談である。ほとんどこのブログと内容がかぶっているような気がしなくもないが、あっちに書くこと自体に意義のあることもあるのだ。と自分ではおもいこみ、そのように励行している。
だらだらとキーボードを叩いていると、メッセンジャーで珍しい人から声をかけられた。いや、その人物が別段珍妙であるというわけではなく、ただ久しぶりに声をかけられたというだけである。
よくよくかんがえると今年はじめて話すことになる。「あけおめです」と言われ、はたと気づいた。挨拶もそこそこに話をすると、ちょっとしたトラブルからメッセンジャーのIDを変更せざるを得なくなったらしい。というわけでその報告と再度の友だち登録の要請だった。しばらく疎遠だったというのに謹直な人である。
謹直であるが、きょうの会話のなかでは本人いわく「押しが弱い」とのこと。しかしおれにはそうは見えない。「おれも弱いよー？」と返すと「えええ」「うそだ」「えええ」と左右左の三連打を浴びた。こんなに腹蔵ない発言をする人のどこが押しが弱いのだろうか。それに、もしもおれが押しが強い人柄だったら、とうにテレビに出るような人物になっているはずなのである。そして、こういうことをその場で言わず、あとになってこうしてブログに書くのだ。これのどこが押しが強いと言えるだろうか。
……図々しいとか厚かましいとかいう意味では「押しが強い」のかも知れない(^^ゞ
日ごろから2人のあいだには深い溝があるように感じているのだが、その幅は案に相違して狭いのかも知れない。

12時51分ごろ話を終え、その後おれは書きかけのものを仕上げて投稿した。
ざっと食事をすませ片づけもの。一服してルーティーンの「トレーニング」へ。関節が柔らかくなっていたのでウォーミングアップが楽だった。ヴィヴィアングリップをがしゃがしゃいわせながら、きょうはなに弾こっかなあとおもいめぐらす。さっき本家サイトの掲示板にカキコしているときにもきょうの練習曲はなににしようかとかんがえていたのだが、どうも「あれもこれも」になってしまう。
挙げ句選んだのは、Pink Floydのアルバム"Animals"　

アニマルズ

　から"Dogs"だ。デイヴ・ギルモアのようにきっちりと弾くやつのプレイをなぞったほうがよいと判断したためだ。全編エレクトリック・ギターを使い、アコースティック・ギターのパートは音色を変えて対応した。中間部のシンセパートには適当にバッキング。無問題。
いくら適当にバッキングをつけてみたとはいえ、ギター・ソロをきっちり弾くだけじゃさすがにつまらないので（そういう場合じゃないのかも知れないが、気ははやるものだ）遊びたくなり、エフェクターのコントロールもかねてJimi Hendrix Experienceの"Smash Hits"　

Smash Hits

　をかけっぱなしにして全曲にあわせて弾いた。もちろんこのベスト盤収録曲の完コピが目的ではない。さまざまなライブ・バージョンでの演奏を意識しつつ、おれの解釈によるプレイを随所に折り交ぜてみた。
出来不出来云々よりも、楽しんで弾いてしまった(笑)。いいのか？　まいっか。弾けてるし（多分）。

「トレーニング」のあいまに酔っ払いの友だちからメールがきてちょっとした質問を受けた。内容は省略するが、ちょっとした調べものを要する質問だったのでネットでみてみる。質問自体は難しいものでもなければ調べるのに手がかかるというものでもなかった。なのになぜかやたらと時間がかかってしまった。ううむ。

おれはバカだな。頭を打ったせいではなくて、天然自然でもとよりバカだ。うむ。

とりあえず質問の答えをレスする。なにを泡食って狼狽しているのやら。そしてなんだかひどく疲れてしまった。
30分ほどしてお礼のレスがきた。達成感めいたものを感じた(笑)。気を取り直して演奏に戻った。結果気分はすこぶる良好である。上々の首尾だ。ギルモアのプレイをなぞるのをやめジミ・ヘンを弾くことへむかわせたのが彼女のメールだったとかんがえるとまたおもしろい。調べものをしてストレスがたまったので遊びたくなって選んだとか。
……いや、ゆめゆめそんなことは言わないようにしよう。反省。
きょうの「トレーニング」はこれで終わり。すんげえ疲れたので点眼して少し休む。その後軽食。
洗い物を片づけ服薬してサプリメントを摂ってコーヒーを飲んで「お手入れ」する。不思議と腕は疲れてないんだよなあ。退院直後パソコンのキーボードを叩いていたら、前腕がひどく張ったり腱鞘炎気味になったりしたが。

いつもと同様に手袋をつけてちょっと仕事。やっつけで書くものばっかり(涙)。
1時すぎに終えた。ふう。
休みがてらBeth Gibbons & Rustin Manの"Out of Season"　

Out of Season

　を聴いてダラッとすごす。ポーティスヘッドは、90年代に登場したなかでおれが最も評価するユニットである。そのヴォーカリストであるベス・ギボンズのアルバムだ。声が、言葉が、歌が、五感すべてを刺激して愛撫してくれる。きょうのような疲れた1日の締めくくりにはぴったりだ。
あ、そろそろ寝なきゃ。セルタッチとか貼り直して手袋つけ直そう。