猿みたいな生活でもちょっとはええとこ見せんと

mackerel_can2005-02-05

10時に目覚ましが鳴る。が、眠いのでセット時刻をずらして10時半に鳴るように変更した。この目覚まし時計にはスヌーズボタンがついていないのである。姑息な措置である。
しかし鳴らなかった。目が覚めたときには11時半。きょうは、おととい行けなかったかわりに脳神経外科の外来へ通院する予定であった。また寝坊かよ。また二度寝することにした。酔っ払いの友だちの笑い声がきこえてきそうである。


14時50分に起きる。はあ。眠くて眠くてまだまだもっと寝ていたい。とはいえきょうは大切な約束があるのでそうもいかない。通院予定は大切な約束じゃねえのかよとかツッコミ不可。とにかく起きることにした。
食事して洗い物を片づけ髭を剃り入浴。えーと、前回の(ry
身支度して18時ごろ家を出る。


新宿D.O.Mへ。友だちのバンドBACTERIAのライブを見に行く。ヴォーカル&ギターの川口くんともずいぶん長いつきあいになる。なにせ彼は、おれが参加していたバンドのライブを高校生のときに見ていたという筋金入りのノイズ猛者である。彼がバンド活動を開始し、ちょっとしたきっかけで知りあってからはじめておれはその事実を知ったのだが、自分もそういう立場になったんだなあとくすぐったくも嬉しく感じたものである。
その後はおれの企画したライブイベントに呼んで共演したりなど交際が深まった。しかしおれの音楽活動が規模縮小するにしたがって疎遠になっていった。今回会うのも、もう何年ぶりだか忘れたほどである。


前座のバンドで耳を慣らす。少し前、受傷後に聴力が戻りつつある過程では、大きな音やアタックの強い衝撃音が耳に入ると痛みを覚えたが、それは徐々によくなって現在にいたっている。とはいえ、ライブハウスの音量に自分の耳が堪えられるかどうかは正直なところ不安であった。
まったく問題なかった。むしろきこえ具合がまだいまひとつよくない状態で、たとえて言うなら左耳を覆い隠しながら聴いているような感じである。一応大雑把に「左のほうから音がしている」とはわかるが、正確な定位までは把握できない。まあ自分の「トレーニング」の際にいろいろな音を聴いていても感じていたことではあったのだが、この音量でもそうなのかとあらためて実感した。こりゃ完璧な回復にはかなり時間がかかるな。
つーか前座の方、音についての感想がまったくなくて申し訳ない(笑)。いや、申し訳ないなどとは微塵たりともおもっておりませんが、まあ一応。
久しぶりに聴くBACTERIAの演奏は、やっぱりBACTERIAだった。いつもながら丁寧にしっかりとつくりこまれている。打ち込みのトラックに生演奏を加えて(「かぶせて」とはあえて言わない)なおかつ演奏自体によじれや絡みが生じながらも収束していくさまは実に見事だ。これをライブで大音量で聴かせるという演奏技術の水準は、数多あるいわゆるジャンク系/オルタナ系のバンドのなかで突出している。
これほどの音を聴いても別に耳は痛くないのだから、やはりちゃんと回復しているんだよなあ。聴力そのものは検査の結果が示しているように問題ないわけだし。左右のバランスがとれるようになるまではまだまだのようである。
閑話休題。なんだか本日のこのイベント、出演者が夥しい数で、最後のバンドのスタートが21時50分ごろとかとんでもないことになっているらしい。ということを川口くんからきいた。久々の再会だというのにわれながらあっさりとした触れ方である。
というわけで、われわれはほかのバンドとはとりあえず別行動で打ち上げに赴くことにした。近所の居酒屋へ。


大阪の相棒がBACTERIAのCDを欲しがっていたので(そのことは事前にメールで川口くんに伝えていた)購入する。あと、おれにも1枚くれた。ありがとう、川口くん。ごめん、相棒(笑)。金は1枚分しか払ってませんよ。今度埋め合わせするから(^^;
その後はごく普通に飲み会。川口くんはじめBACTERIAメンバーや、Z.O.Aの森川くんや黒百合姉妹のJURIさんかLISAさんかのどちらかや(おれってホント失礼だよなとこういうときにつくづくおもう)BACTERIAがそう名乗る前に一緒に川口くんと音楽制作をやっていたという高校のときからの友だちや、いろいろな人々と話した。とりわけドラムのDENくんと熱く語りあった。いや、語りあったというよりも一方的に語ったんだとおもうが(笑)。


結構時間を気にしながら飲んでいたのだが、ほとんどだれも帰ろうとする気配がない。おれは行くところがあるので先にお暇した。つーかおれが店を出た時間でさえ中央線も小田急線も京王線も終電なくなってたんだけれど、彼らどうやって帰ったのかなあ。
おれはその後オートンで都内某所へ。
以下略。