全力で口説く夏至の日

本日14時の時点で、トランジット金星が牡牛座15度57分、火星が同15度45分で合である。これはおれのネイタル水星(牡牛座15度56分)にぴったり乗ることになる。つまり、いまは全力で口説けばなんとかなるということだ。よし。

盟友e-booの日記で大変興味深いものを見つけた。おれもこれに触れておきたいとおもう。下の写真をご覧いただきたい。ヤフージャパンのニュースに掲載された6月20日21時11分づけの毎日新聞の記事である。

イラン大統領選をめぐる混乱を報じるものであるが、紫に変わっているリンクに注目だ。

【関連写真特集】緊張の夏 テヘランの夏

である。
おれは吃驚した。これはひどい。大統領選をめぐって死亡者さえ出ているというシリアスな事態を報じるのに駄洒落交じりである。いくらなんでもおれだってこんなことは言わないしやらない。
1986年のフィリピンの大統領選をおもい出す。マルコス政権が倒れるきっかけになった選挙だ。あからさまな開票操作を行うマルコス陣営について、当時「ニュースステーション」のキャスターであった久米宏は、ただひたすら「われわれの国ではかんがえられないことです」と繰り返すのみだった。その、およそ「かんがえられないようなこと」がいま実際に起きているのだという現実を眼前にして、彼は実に稚拙な言葉しか吐くことができなかった。それが逆説的に、起きていることの異常さを剔抉することになったと百歩譲って認めたところで、日本のマスメディアにおける報道がこの二十余年少しも成熟に向かっていないことははっきりとわかる。新聞やテレビからインターネットへとニュースを報じる媒体が変化したところで、この国の報道にかかわる人間の心性はまったく変わっていないどころかむしろ後退しているのである。

なお、当該記事は本日19時30分の時点で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090620-00000069-mai-int
としていまだ掲載中である。興味をもたれた方は実際にご覧になってみるとよい。

ヤフージャパンに
http://ms.yahoo.co.jp/bin/news-ms/feedback
のフォームから問い合わせメールを送った。次のとおりである。

<イラン>改革派が抗議デモを中止 自爆で3人死傷の情報も
という6月20日21時11分毎日新聞配信の記事について。

【関連写真特集】として「緊張の夏 テヘランの夏」というリンクが貼られている。以下のとおり質問する。

(1)リンク先は毎日jp掲載の関連写真だが、それらについて「緊張の夏 テヘランの夏」という見出しはつけられていない。この見出しはYahoo!ニュースのスタッフが考案してつけたものととらえてよいか。
(2)当該の見出しは、蚊取り線香のキャッチコピーのパロディと目される。イランでは大統領選をめぐって死亡者も出ているという深刻な状況を報じるにあたり、かような戯謔を交えることについて、Yahoo!JAPANはどのようにかんがえるか。不謹慎で失礼であるとはおもわないか。
(3)当該の見出しがYahoo!ニュースのスタッフの考案によるものであるならば、それを掲載したYahoo!JAPANには当然社会的責任が生じることになる。どのように事後処理をするのか。

以上3項につき可及的速やかに回答を求める。

問い合わせメールは18時1分16秒づけで送信している。
続きは適宜アップする。