この前の毎日新聞より腹が立った

久しぶりに顔が熱くなるぐらい怒りを覚えたのがこの記事だ。

なんという内容の薄さだろうか。アイシェアなる会社の調査をまとめただけにすぎない。
いや、それならそれでいいだろう。しかしわざわざ大仰に「年代によって違うカップめんの食べ方」などと勿体つけたタイトルを掲げておきながら、ではいったいどういう違いがあるのかと読み進めていくと、これがまったくなにも触れられていないのである。これでは羊頭狗肉、看板に偽りありである。おれは一所懸命下にスクロールして、なにか続きがあるのではないかと探したのだがまったく見つからない。調査結果を列挙して終わりなのである。
もっともらしく数字を出しているが、昼食と答えた人の割合が若い世代ほど少ないといえども、結局どの世代でも昼食が一番多いことには変わりないのだ。世代間ギャップを事挙げするに足りるだけの結果が出なかったならば、単に調査結果発表にとどめておけばよいだろう。にもかかわらず、あたかも消費動向分析を述べるかのようなタイトルをつけているのだ。ものすごい詐術である。

去年の9月の記事だが、他記事からのリンクから飛んできておととい初めて目にしたのだから仕方ない。つまり、タイトルに惹かれてわざわざクリックしてやってきたのだから、失望感には拍車がかかっている。

だいたい、記事冒頭に

お湯を入れて3分待てば、アツアツのラーメンが食べられるカップめん。時間に追われる人にはありがたい人気商品だが、彼らはどのように利用しているのだろうか。

とあるが、「彼ら」とはいったいだれのことなのか。まずいきなりそこでつまずきストレスが溜まる。読み直してみるがだれを指しているのかわからない。先に読み進むとさらにひどい。いい加減にしろと言いたい。

堀内彰宏よ。仕事をするならまじめにやれ。もしくは席を空けるがよい。貴様の代わりなどいくらでもいるのである。こんなもので金をとるというのがどうかしている。